高齢ドライバーの交通事故が全国で多発していますが、クロネコヤマトのドライバーも例外ではありません。
ニュースにはなっていませんが、ヤマト運輸のドライバーが起した事故件数はインターネット上で公開されているのをご存知ですか?
資料を元にどうして事故が起きるのか考えました。
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ベテランドライバーの高齢化が原因?死傷事故が6件
昔は入社しても長く続けてくれる若手が多かったヤマト運輸ですが、ここ数年は入ってもすぐに辞めてしまう若者が多く、結果的に高齢ドライバーの割合が増えています。
2017年度の重大事故件数は3件、2018年は0件となっています。
ただし事故種類別に見ると、2018年に入ってから転覆・横転が25件、更に死傷事故を6件起しているのが分かります。
転覆・横転や単独事故には自走事故も含まれているはず。
荷物量も年々増えていて毎日が繁忙期に近い忙しさのため、トラックの速度を上げて運転せざる終えない状況になりこれが事故につながっていて、特に日中の披露が蓄積されてくる夜間は大小さまざまな事故が起きています。
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事故の種類について
事故は以下のような内容が多いです。
- 住宅の塀や壁にぶつけた
- 駐車中の車を傷つけた
- 自走して電柱や家に激突
これらに対してヤマトはハンドルを左に切る、サイドブレーキを必ず引く、マニュアル車の場合はギアを1速に入れることを徹底しろといいます。
基本的に配達は住宅地や商業地域がメインなのと、それほどスピードを出すことが無いため、軽微なものが多いですがサイドブレーキの引き忘れによる自走といったケースになりかねないものもあります。
普段の運転であればサイドブレーキの引き忘れなど、意図的な理由がない限りまずありえませんが、集配に追われるドライバーの中にはそれが原因で事故を起こしてしまう人もいるのです。
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事故を起こしたらどうなるの?
事故を起こしたドライバーはどうなるかというと、社内免許の再乗務面接に合格するまで自分で集配をすることができなくなるため、インセンティブをもらえなくなり結果として給料が減らされます。
また原因と対策を書いた始末書を上司に提出したり、社内免許の再常務面接を受ける必要が出てくるなど、非常に手間がかかります。
自走事故、バック事故があってもヤマト運輸は対策しない
結論から言うと対策はされていません。
先に挙げた物損事故であればヤマト運輸が入っている保険ですべて直してくれるので、ドライバーへの金銭的負担はありませんが、再びトラックのハンドルを握れるようになるためには厳しい研修などが待ち構えています。
ちなみに
- バック
- 自走事故
- 交差点
これらが原因で起きる事故をヤマト運輸は交通三悪と呼んでいます。
事故を起こしたドライバーにも責任がありますが、会社として社員を守るべく荷物量を減らしたりするなど、負担を軽減するための処置を取る必要があるにも関わらず、何も対策を講じてはくれません。
「いつ事故を起こしてもおかしくない・・・」事を、宅急便の現役ドライバーは肝に銘じて仕事をしてください。
もし、「事故を起こしたくない」という方は、ヤマト運輸を辞める覚悟も必要です。