未経験

大型ドライバー「日勤のみ」のデメリットは?無理なくできる4つの職も紹介

投稿日:2019年8月19日 更新日:

ヤマト運輸に努める『元大型トラックドライバー』の社員に聞いた話。

 

大型トラックドライバーの運転手になりたいけど、「夜間走行を嫌がるヤツが多い」と聞きました。

 

確かに「大型トラックドライバー = 夜間走行」で労働環境が厳しいイメージがありますしね。

それに「生活リズムの乱れ」や「不規則な生活」は体調管理が難しいです。

先に結論を言うと、昼間中心のトラックドライバーの仕事はあります。ただし、夜間業務が必要な場合があるのと、給料の低さがデメリットです。

「う~ん。昼間の仕事がないならトラックドライバーはやめるか・・・」と諦めるのはまだ早いですよ。

 

そこで今回は、

  • 日勤トラックドライバーのデメリット!
  • 日勤のみの勤務時間!
  • 夜勤がない大型トラックドライバーの仕事ってないの?

についてお答えします。

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日勤のデメリット

日勤のデメリット説明

まず最初に日中運転のデメリットを紹介します。

楽に見える昼間走行には、運送業界にとって大きなダメージを与えかねません。

給料が安い

夜間手当が付かない

「昼間の運転は給料が安い」

夜勤と同じ内容、同じ時間働いても手取りは最高30万円くらいしかもらえません。

 

「え!?大型トラックのドライバーで30万円?」と驚くでしょう。

しかし、夜勤手当がないので当然給料は安くなります。

 

Yahoo知恵袋に同じ質問・回答があります。

大型石油タンクローリーの運転手の1ヶ月の給料ってどれくらいでしょうか?

【質問者】

また、トレーラーだといくらくらいでしょうか?
宜しくお願いします

【回答者】

会社にもよるけどトレーラーで手取り30ちょいじゃないですかねぇ

 

確かに30万円もらえたら充分でしょう。

しかし、トラック運転手に付きまとうアレの事を忘れないでください。

人身事故の可能性!

人身事故の確率

「昼間の道路は歩行者が多くて人身事故の可能性があがる」

 

「日中は歩行者に注意しろ。特に子供はどこから飛び出してくるか分からない!」

 

これはヤマト運輸の新人研修で言われた事ですが、昼間は人身事故件数が高くなります

昼夜別交通事故件数(構成率)(平成23年中)

人身事故の確率

日中は人が多く行きかう交差点での事故が多いのが特徴。それに対して夜間は人通りがほとんどないので事故件数は少ないです。

  • 昼間の事故件数 73.5%
  • 夜間の事故件数 26.5%

それに対して死亡事故発生率は、昼間より夜間が多くなります。

  • 昼間の死亡事故件数 48.7%
  • 夜間の死亡事故件数 51.3%

「やっぱり昼間に乗るほうがいいじゃん」

と思えるかもしれませんけど、事故件数が少なかったら死亡事故は起きません。

ですから、昼間の運転の方が危険といえます。

昼間は渋滞に悩まされる

都内は渋滞が多い

「渋滞でぜんぜん進まねー」

特に関東近郊を走るドライバーだと都内を抜けるのに苦労します。

 

日中の首都高を走ったことがあるなら分かると思いますが常に渋滞中

合流もできないくらい混雑している出入り口がたくさんあって事故も多いです。

 

「オレは運転テクニックがあるから大丈夫!」と言う人がいますが、事故を起こしたらテクニックなんて言ってられませんし、いつ起きる分からないのが事故です。

それに事故ったら事故処理で時間を取られて、時間通りに荷物が届けられません。

 

「安全」、「時間通り」に荷物を届けられなかったら、昼間の仕事・夜間の仕事を問わずアナタは会社にいられません。

 

トラックドライバー自身にはメリットだらけの昼間の運転ですが、考え方によってはデメリットになると覚えておいてください。

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日中中心のドライバーの仕事と勤務体系

勤務体系

続いては昼間の仕事が中心の大型トラックドライバーの「勤務体系」と「職種」を紹介します。

一部、免許がないと乗れないトラックもあるので確認しましょう。

 

タンクローリー

タンクローリーの説明

毒物・劇物、ガソリンなどの燃料はもちろん、牛乳など身近なものを運ぶタンクローリーは、昼間の運転が多いドライバーの一つです。

運転には、「けん引免許が必須」で、「危険物資格が必要な場合」もあります。

 

別名「移動タンク貯蔵所」と呼ばれタンクローリーは、安全性を考慮しガソリンを積みっぱなしに出来ません。

ですから、朝一番でガソリンを積んだら、「その日の内に帰らないとダメ」という決まりがあるので、ほぼ昼間の運転がメイン。

つまり、長距離トラックドライバーと違い何日も家を空けなくて大丈夫です。

 

毎日帰宅できるのが嬉しいタンクローリードライバーの勤務時間は以下の通り。

  • 出勤時間 4時~5時
  • 帰宅時間 17時~20時
  • 休日   シフト制が多い
  • 免許   牽引免許
  • 資格   ガソリンなどを扱う場合は危険物が必要

ただし、灯油の需要が増える冬場は夏より帰宅時間が遅くなります。

 

また、24時間営業のガソリンスタンドが増えているので、ガソリン運搬の場合たまに夜間走行もあることを頭に入れておいてください。

海上コンテナ

海上コンテナの仕事

「海上コンテナ運転手も昼間の勤務が中心」です。

 

全国の主要な港の近くで、荷台に長いコンテナを積んだトレーラーが列を作っているのを、見たことありませんか?

あれが海上コンテナのトレーラーで、主な荷物は輸出品です。

 

海上コンテナドライバーの勤務時間は以下の通り。

  • 出勤時間  3時前後~
  • 帰宅時間  ~16時前後
  • 休日    土日 or 日曜のみ
  • 免許    牽引免許
  • 資格    必要なし

港に荷物を届けるので朝早いのが難点ですが、「手積み・手下ろしが100%無い」のは体力を使わなくてすむので本当に楽です。

 

ですが、荷物を積み込む順番待ちが必要で、大井埠頭や青海埠頭に入ったら、7・8時間平気で待たされます

※待ち時間は港から動けず暇を持て余すドライバーが多い。

 

しかし常に人手不足で求人多数ですから、応募する価値は充分あります。

【チェック】>>  海上コンテナの求人を見る

大型ダンプカー

ダンプドライバーの説明

「工事現場などに砂利を運搬するダンプカーは昼間の仕事」です。

 

運転中に一番良く見るのがダンプカーといっても過言ではないくらい、走っているのを見かけます。

その勤務形態はあまりよく知られてないですけど、とにかく朝が早い仕事です。

 

ダンプカーの勤務時間は以下の通り。

  • 出勤時間 朝8時(現場に合わせる)
  • 帰宅時間 夕方17時
  • 休日   日曜日
  • 免許   中型・大型免許、ショベルカーなど

運搬先の現場の始業時間が7時なら、その時間に合わせて出勤しなければダメです。

例えば、自宅から1時間の場所に現場があるなら、6時に出発しないと間に合いません。

 

※出勤時間は常に「現場ありき」だと思ってください。

 

なお工事現場の土砂運搬の場合は、重機の運転免許があると更に良いです。

【チェック】>> 大型ダンプの求人を見る

重機配送

重機の輸送業務

「ショベルカーやブルドーザーなどを運ぶのが重機配送ドライバーの仕事です」

 

建設現場間の輸送が主な業務なのと、住宅地など近隣住民へのクレーム配慮により、夜間の運転はありません。

重機輸送の勤務時間は以下の通り。

  • 出勤時間 朝7時(現場に合わせる)
  • 帰宅時間 夕方16時~17時
  • 休日   日曜日・祝日(週休二日も多い)
  • 免許   大型免許、ショベルカーなど
  • 資格   建設業の経験を求められる場合がある

他のドライバーよりも出勤時間に余裕があり、帰宅時間もサラリーマンと同じです。

また、週末休みや週休二日を取り入れている会社が多く、生活リズムを崩さずドライバーの仕事ができます。

 

※大型重機の免許や、建設業の経験があると採用されやすい。

【チェック】>>重機運搬車の求人を見る

 

現役ドライバーの声

今回紹介した4つの職種について、Yahoo知恵袋に同様のことが書かれています。

【大型トラックの運転手さんで、昼間の仕事って、有りますか?】yahoo知恵袋

【質問者】

有ったら、どんな仕事か教えて下さい。宜しくお願いします!

【回答者】

比較的、昼間の仕事が多いのは…石油ローリーの運転手、海上コンテナの運転手、ダンプカーの運転手、ユンボやブルドーザを現場に運ぶ廻送車、工場間の横持ちトラックなど、近距離メインの仕事です。

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【終わりに】昼間だけのトラックドライバーはある

昼間の仕事の紹介

それではこの記事のまとめに入ります。

 

まずは【日中運転のみのデメリット】の確認です。

  • 給料が安い
  • 事故を起こす可能性が高い
  • 渋滞で時間通りに荷物を届けられない

 

続いて【日中だけの仕事】です。

  • タンクローリー(牽引免許、危険物が必要)
  • 海上コンテナ(牽引免許が必要)
  • 大型ダンプ
  • 重機配送(ショベルカーなど重機系の免許があるといい)

このように日中のトラックドライバー職は求人も豊富で、アナタのやる気しだいでいつでも挑戦できます。

ですが、「昼間だけ働きたいトラックドライバー」はたくさんいるのと、夜間走行に比べて給料が下がるのでよく検討してください。

 

【関連記事】>>大型トラックドライバーで年収600万稼げる?ヤマト運輸と比較してみた

【関連記事】>>【ブラック企業に騙されるな】40代トラックドライバーの必須スキル&資格

 

なお、今回紹介したドラエバーの求人に希望職がなくても諦めないでください!

 

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