ヤマト運輸の残業代未払いが明るみになって暫くたちます。
これは皆さん報道でご存知の通り過去2年間に遡ってこれまで支払われていなかった金額が社員全員に支払われるというものです。
ですが、その前にアナタは自分がどれだけ残業しているか考えた事はありますか?
朝の積み込みを入れるとかなりのサービス残業をしていませんか?
これはヤマト運輸の残業時間と、未払いの残業代をどうやったらもらえるかを書いた記事です。
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ヤマト運輸の残業時間は1日2時間~3時間
ここ1年程で業務改善がされているといわれるヤマト運輸ですが、その前はどのような状況だったのでしょうか?
私の1日の流れはこうでした。(出勤時間は8:00。それより前にタイムカードは押せない)
作業内容 | オーバー時間 | |
---|---|---|
7:00~7:40 | 荷物積み込み | 40分 |
8:00~8:30 | タイムカード打刻・PP立ち上げ 伝票整理、出金 | 20分 |
12:00~13:00 | お昼休み(実際には取れない) | 60分 |
21:00~22:00 | 帰社(片付け・伝票、入金処理) | 60分 |
通常業務でも最低2時間のサービス残業をしていることになります。
これが20日 × 2時間 = サービス残業時間は40時間
ですがこれは閑散期のデータを元にした結果であり、繁忙期の残業時間は倍以上に膨れ上がります。
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9月中を目処に過去2年分が支払われる予定だが・・・
私はこのように聞いています。
対象となるのは在籍する全社員と、退職者も含まれるが所属する主管によってマチマチだと。
実際にはいつまでに振り込まれるのかは分からないというのが本音なので、心配な人は担当の人事なりに連絡をしてみるのがよいです。
センター長など直属の上司に相談することも可能ですが、対応が遅いのとあまり充てにならないので自分で動いたほうがいいですよ。
お客様第一主義で社員のことはあまり考えていないヤマト運輸は、とにかく自分から行動しないと後々泣きを見ることになるので注意しましょう。
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退職者は支払われなかった人も
2年分を全社員に払うといっていますが、実は支払われなかった人もいます。(過去形がポイント)
これは・・・
- タイムカードをきちんと管理していなかった人
- 公休が進んでいる人
タイムカードはあくまでの自己申告制なので、打刻ミスがあった場合は本来の出勤時間を手書きで書き込んで修正するため、残業が無かったことにされている可能性があります。
もう一つはちょっと特殊なパターンで、毎月10日もらえる公休日数を超えているパターン。
どういうことかというと、ヤマトは体調不良や急な私用などで与えられた休みを1日でもオーバーすると、翌月以降の休みを削られるというシステムが存在します。
そのため公休オーバーのまま退職したドライバーは休日分を残業代で精算された結果、未払い残業代が貰えないという可能性が・・・。
最近ドライバーを退職された方で、どちらかに該当する場合は必ず人事部に相談することをオススメします。
残業代を請求できない場合は弁護士に頼もう
運悪く残業代が貰えないという状況に陥ってしまった場合は、無料相談ができる弁護士さんに頼むのも手です。
何百時間も残業してきたのに、全く支払われないのはおかしな話で、明らかに違法行為。
アナタの正当性を主張して未払い分の残業代を取り戻しましょう。
本社はブラックからホワイトに変るとアピールしていますが、再配達の件は相変わらず何も進んでいないし、自分の意思をしっかりと会社に伝えるためにも、こういうところを利用したほうがいいです。