これはブラック企業に勤めている家族持ちの30代に向けた記事です。
ブラック企業でこき使われているアナタは、「会社が潰れれてなくなればいいのに・・・」と思ったことありませんか?
しかし、残念なことに日本の会社は「ほぼブラック企業」とも言われていて、なくすのも辞めるのも大変です。
しかも、ブラック企業で長く働いていると「自分の会社がブラックか、ホワイトかの判断」がつかなくなってしまい本当に厄介です。
もはやアナタに残されるのは、何の希望も無い地獄の日々のみ。
そこで今回は、『ブラック企業がなくならない3つの理由』と『泣き寝入りせず報復する方法』を紹介します。
【この記事の結論】
ブラック企業は100%無くなりません。しかし泣き寝入りせず復讐する方法はあります。
それはSNSの活用です。
ブラック企業の真実をSNSで拡散すれば、窮地に追い込むことができます。
結論が分かったところで、まずは「なくならない」理由についてです。
スポンサーリンク
ブラック企業がなくならない5つの理由
なぜブラック企業はなくならないのか?その理由は以下をご覧ください。
ブラック企業は儲かるから
「ブラック企業は儲かる仕組みになっている」
ブラック企業は、「残業代」・「休日出勤手当て」・「交通費など」の必要賃金を支払わずに従業員を働かせますよね。
安い賃金で文句一つ言わずに働く従業員は、ブラック企業にとって利益しか生み出さない。そして、利益を生み出した分、消費者に安くて高品質な製品を提供できます。
更に、消費者は製品に対して「ブラック企業」、「ホワイト企業」の関心はありません。すなわち、同じ製品でもサービスが良く値段が安いほうを買うので、ブラック企業は残り続ける結果になります。
利益が出続ける仕組みが出来上がっているのです。
ヤマト運輸と佐川急便で分かる利益の関係
上記の「利益の関係」をヤマト運輸と佐川急便の差で説明します。
「1個240円の配達料金では採算が取れない」とアマゾンから撤退した佐川急便。そこに目を付けたヤマト運輸の社員たちは大変な思いをしながら働いています。
この関係を先ほどの仕組みに当てはめた結果がコレ。
ヤマト運輸はドライバーに残業代を払わず働かせ続けたブラック企業。
(つまり、従業員は文句一つ言わずブラック企業の利益のためだけに働き続けた)
だからヤマト運輸は荷主・顧客に対して配送料金を安くでき、利益を得られた。
(つまり、消費者に安くて高品質な製品の提供)
荷主・顧客は「荷物の発送と受け取り」ができれば問題ない。
(つまり、同じ配送サービスならブラック企業・ホワイト企業なんて関係なく、安いほうを利用する)
ヤマト運輸はこのように利益を生み出す仕組みを作り出し、従業員に不当な労働をさせていたのです。
ブラック企業に需要があるから
もう一つ、私が勤めていたヤマト運輸を例に説明します。
ヤマト運輸は全国に20万人の従業員を抱える大企業ですが、皆さんご存知のとおりの超絶ブラック企業。
また、ヤマト運輸の上には更にブラックなアマゾンの存在があり、お互い売る人と買う人のバランス(需要と供給)を保ちながら共存しているという点がポイント。
もしヤマト運輸が潰れてなくなったら、日本の物流はほぼストップして大変なことになります。
逆に言うと利用者がいるから潰れないだけの話。
- 壊れたiphoneの修理受付
- アマゾンの荷物配達
- クリスマスプレゼントの配送
これらはヤマト運輸が荷物を運んでいるから成り立っています。
今話した需要と供給のバランスは、ヤマト運輸に限った話ではなく、日本全国のブラック企業に当てはまる話。
すなわち、少しでも人々の需要がある限り、ブラック企業はなくならないのです。
需要と供給のバランスを保ちながら、ブラック企業を潰したとしても、新たなブラック企業が生まれるいたちごっこになり、根本的な解決にはなりません。
社員の責任感を上手く利用している
責任感のある社員は、「もっと頑張らないと昇進させねーぞ!」、「このぐらいで辞めるなんて根性ねーな!」と攻め立てられると無理やり頑張ってしまいます。
しかし、これは社員を無理やり働かせるための口実で、実際には昇進させてくれないし、辞めさせないための罠です。
ブラック企業は、このような手で社員に過度な責任を持たせ、長く勤めさせようとします。
どんなに劣悪な環境でも人間は長く同じ会社に勤めると、劣悪な環境が当たり前になってしまい、抜け出せません。
その結果ブラック企業がはびこり続ける原因になります。
【関連記事】>>ブラック企業を辞めれない「30代既婚男性」の5つの特徴
労働基準監督署はブラック企業を潰せない
「潰してなくしたら『従業員』と『その家族』が路頭に迷ってしまう」
すなわち労働基準監督署に頼むと、自分の首を絞める可能性があります。
労働基準監督署の監査が入ってブラック企業がなくなってしまったら、そこで働く従業員は路頭に迷います。
独身なら失業保険で食いつないで再就職もできますが、生活がかかっている家族持ちは、そんな事は言えません。
小さいお子さんを持つ方はもちろん、小学生・中学生のお子さんをお持ちの方も、例えブラックでも勤めないと収入が途絶えます。
もし労基署がブラック企業をなくしたら、一刻も早く再就職先を探さないと、家族が不幸になります。
いくら「辞めたい」と社員が願っても、家族や自分自身の将来を考えると、辞めるに辞められない事情もある。
ですから労働基準監督署であってもそう簡単にブラック企業を潰すことなんてできません。
例え通報して労基署が入っても、「改善報告書」の提出を求めるだけで、ブラック企業の根絶はできないのです。
組合を作っても無意味だから
「労働組合を作っても無視される」
労働組合を作って交渉する手もありますが、仮に組合を作っても、ブラック企業の経営者は交渉に応じません。
交渉に応じないからブラック企業なんです。
また、組合を作ろうと従業員が団結しても、邪魔されて作らせてくれないでしょう。
ですから、従業員が会社に申し出をすることなんて不可能です。
【関連記事】>>ストライキって何人必要?最低人数と期間中の給料保証について
スポンサーリンク
泣き寝入りする前に今すぐやるべきこと
ブラック企業がなくならない理由が分かりましたか?
先ほどブラック企業はなくならないと説明しましたが、実は倒産に追い込む方法はあります。
「泣き寝入りしかない」と悔しい思いをしているアナタは以下の方法を試してください。
退職したブラック企業の真実をネットに流す
「あの会社はブラック企業だ!」
とインターネットの掲示板やSNS(ツイッター)を使って情報を流してください。
世間は「あの会社のサービスはすばらしい」といったポジティブな意見より、「あの会社とんでもないブラック企業なんだよ」というネガティブな意見を信じやすいので、
- 商品の裏話
- 企業の内部事情
- 働いた人間じゃないと分からないリアルな話
などを徹底的に流してください。
掲示板とSNSは利用者がたくさんいんるので、情報を流すだけでアナタが勤めていたブラック企業の製品を買わない人が爆発的に増えます。
当然、ブラック企業に仕事を提供する関連会社の目に止まる機会も増えるので効果絶大。
更に真実が広がれば、求人を出しても就職希望者がいなくなり、倒産に追い込める可能性も!
企業からスポンサー料をもらっているメディアは良い事しか書けません。
それゆえに間違った知識や評判を鵜呑みにしているケースが本当に多いです。
だからこそ、ブラック企業に勤める社員一人ひとりが、企業の本当の姿を見せる必要があるのです。
見れば分かるヤマト運輸の真実
ヤマト運輸を辞めた私は、ヤマトのすべてを皆さんに知ってもらおうと、このブログを作りました。
一通り目を通せばクリーンなイメージのヤマト運輸が、実は超絶ブラック企業だと一発で分かります。
【関連記事】>>ヤマト運輸のブラック企業性
こうやってインターネットを使って本当の評判を広げれば、ブラック企業を沙汰するきっかけになります。
スポンサーリンク
【まとめ】家族のためにブラック企業を辞めろ
最後にまとめです。
- ブラック企業はなくならない。
- ブラック企業の真実をSNSで流せ。
何度も言いますが、ブラック企業はなくなりません。
しかしツイッターなどのSNSを活用すれば企業の評判を落とせますから非常に効果的。
つまり、SNSはブラック企業に泣き寝入りするしかなかった人々の救世主なのです。
なお、今後の人生を豊かで幸せにするには、辛いブラック企業から抜け出す勇気も必要です。
どうしても辞められない雰囲気なら、弁護士の退職代行に頼めば必ず辞められます。
30代のアナタは迷っている暇はありませんよ。
ブラック企業なんか今すぐ辞めて、アナタとアナタの家族が幸せな人生を送る一歩を、踏み出してください。
↓ブラック企業からの退職は↓ | ↓ホワイト企業への転職は↓ |