ブラック企業を辞めれないのは、『アナタ自身に問題がある』という事を書いた記事です。
私は20代~30代前半にかけて都内のブラック企業で働いていました。
- 家族は妻と二人の子供
- 給料手取り18万円
- 拘束時間は14時間
- 休日はシフト制
- 残業代は出ない
このような環境でしたが、なぜか辞める気になれませんでした。
アナタはブラック企業を辞めれないのは「会社のせいだ」と思っていませんか?
確かにブラック企業が辞めさせてくれないのは事実ですが、法律上辞める2週間前に退職を申し出れば、会社が何と言おうと退職できます。
しかし、実際は「家族のため」や「人手不足」など理由をつけて、ズルズル働き続けてしまう人が本当に多いです。
ということで今回は、「ブラック企業を辞めれない人の特徴」を紹介します。
【この記事の結論】
ブラック企業を辞めたいなら、アナタ自身が変わるしかない。
そもそもブラック企業を辞めれないのは、
- ブラック企業に洗脳されている洗脳
- メンタルの崩壊
- 仕事に満足している
点が挙げられます。だからアナタが変わったらすぐに辞められます。
「自分自身を変えるってどういうこと?」というアナタは続きをご覧ください。
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辞めれない人の特徴
30代・既婚者・子持ちの私を例に挙げて、ブラック企業で働く人が辞めれない人の特徴を紹介します。
洗脳されている
「低賃金」「長時間労働」、「サービス残業」などが日常化すると、『異常が正常』に思えてきます。
これは、アナタがブラック企業に洗脳されている証拠で、会社がアナタに間違ったことを強要しても、疑問に感じなくなります。
疑問に感じなくなる結果、「お前の考えはおかしい」と正常な考えの社員を完全否定。
これは異常が正常に変わった瞬間です。
ブラック企業に勤めていた時の事。
入社したての新入社員に「主さん。この会社はこんなに拘束時間が長いのに、どうして誰も文句を言わないんですか!?」と泣き付かれた私。
当時は、ブラック企業で働いているという意識が無かったので「甘ったれるな!そんなこと言ってたら、どこの会社に行っても通用しないぞ!」と言い返してしまいました。
あの時の新入社員には、本当に酷いことを言ってしまったと後悔すると同時に、洗脳されていたんだと今になって思います。
ブラック企業に満足している
「気付かない」のは先ほど説明した洗脳がより進んだ状態です。
そもそも勤め先がブラック企業だと気付かないと辞められません。
- 会社が業績を上げている
- 仕事で達成感を得られる
など、アナタ自身に利益になることがあると「オレは一流の会社で働いている」という変なプライドが芽生えます。
変なプライドが芽生えると、「ブラック企業だ」と気付く感覚が薄れてしまい、ずっと働きたいという気持ちになり辞められません。
私の友人に某飲料メーカーに勤めているヤツがいます。仕事終わりに呑みに行く機会が多く、自然と職場や仕事の話になります。
ある日、友人と呑んでいると「来月から主任に昇給することになったんだ」と言いました。
それを聞いた30代の私は、「アイツには負けたくない」という気持ちが大きくなっていくのを感じていました。
ちょうどその時期は、私が勤める会社はブラック企業ながらも業界で知名度と、売り上げを伸ばしていたこともあり「オレの会社はアイツの会社よりすごいんだ」と何を思ったか勘違い・・・。
今考えると、妻と子供に「オレの会社はすごい」と話していたのを思い出し、「ブラック企業に勤めていると自覚もせず、何を勘違いしていたんだ」と恥ずかしい気持ちになります。
人手不足を気にしすぎ
「オレが辞めたらもっと人手不足になる」
ブラック企業で働いていると、人手不足の問題はつき物。
ですが、はっきり言ってブラック企業で働いている30代の男性社員は周りに気を使いすぎです。
人手不足は会社の責任であなたは何も悪くありません。
30代にもなれば、同僚や後輩ができて気を使わなきゃいけないのは分りますけど、アナタは中堅社員なんですから気を使うのは当たり前。
しかし気を使ったところで、後輩や同僚は所詮他人なので、アナタに何の得もありません。
また「みんな必死で働いているのに俺だけ辞めるなんて申し訳ない」と『キレイごと』を言う人もダメです。
アナタの人生はアナタ自身が決めるべきなのに、他人に気を使いすぎるから、いつまで経っても辞められなといい加減に気付いてください。
メンタルが崩壊したら家族を養えなくなりますよ!
メンタルが崩壊寸前
「ストレスが原因でメンタルが崩壊している」とすべてが面倒になります。
すべてが面倒になると「辞める」気力すら沸きません。
気力が沸かないアナタは、メンタルが崩壊している可能性が高く、既にブラック企業を辞められない状態でもう手遅れです。
業務開始から終了までの流れをもう一度説明します。
- 自宅出発 7:00
- 業務開始時間 9:00
- 業務終了時間 22:00
- サービス残業(事務作業) 23:30まで
- 帰宅時間 午前1時
帰宅すると子供と顔を合わす時間はもちろん、妻も子育てで疲れきって寝ていることが多く、一人で晩御飯を温めて食べるのが日課です。
「ここまでして働く必要があるのか?」
と一人で晩御飯を食べながら考えていると、段々と仕事に対する疑問が沸いてきて、こんな働き方をしている自分に苛立ち、働く意味すら分からなくなりました。
以下はブラック企業を辞めた後に入社したヤマト運輸での出来事です。
【関連記事】>>吐き気がして仕事に行きたくない。ストレスで家族に当たる最低なオレ
家族がいるから辞められない
30代だった私は「きつい仕事に耐えながら毎日家族を思って働くのが男の役目だ!」
と上司に言われながら妻と2人の子供(当時4歳と2歳)のために、ブラック企業で必死で働きました。
当時から「オレの会社はブラック企業なんじゃないか?」と薄々自覚しながらも、家族を思うと辞めようにも辞められません。
辞めるとしても、転職先の内定をもらってからじゃないと収入が途絶え、家族も自分も生活に困る。
だから簡単に辞めれませんでした。
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ブラック企業に何を言ってもムダ!
私はブラック企業在職中に、社員を酷使する環境を少しでも変えて無駄をなくそうと動きましたが、結局ムダに終わりました。
聞き入れてくれず相手にされなかった
給料は絶対に上げてくれないとわかっていたので、すぐにできる対策として「朝礼と終礼を廃止しませんか?」と話しを持ちかけました。
ですが「社員の士気を高めるのに朝礼・終礼は必要だ!」と全く相手にされませんでした。
「たかが朝礼と終礼をなんでなくしたいんだ?」と思われるかもしれませんが理由があります。
通勤時間1時間30分の私が、朝礼に間に合うように出勤するには、自宅を毎朝7時に出なければなりません。
また、業務後の終礼に参加していると、毎日最終電車で帰るしかありません。
他にも1時間以上かけて通勤している社員がたくさんいたので、「少しでもゆっくり出勤、そして少しでも早く退勤できるように」という思いで朝礼・終礼の廃止を申し出たものの、すべて却下されました。
そればかりか「お前みたいなやつはバカだ」と周りの社員から罵られ、上司連中から無視されるようになりました。
要するに社員がブラック企業を変えようとしても変えられません。
でもこの件がきっかけで、「ブラック企業に何を言っても変わらない。だからオレが変わるしかない」と気付けたのも事実です。
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【まとめ】辞めれない人は自分を変えろ!
辞められない人の特徴を最後にもう一度記載します。
- ブラック企業に「洗脳」され「仕事に満足」している。
- 人手不足を気にしすぎ & メンタル崩壊寸前。
- 家族がいるから辞められない。
アナタ自身が変わらないと、ブラック企業は絶対に辞められません。なぜならブラック企業の経営者や上司連中に「変わる気が無いから」です。
ですから、アナタ自身が「本当に辞めてやる」と気持ちを切り替えてください。そうすればブラック企業は絶対に辞められます。