退職ノウハウ

退職代行を「甘え」と言う人は「いじめられる方が悪い」ってヤツと同罪

投稿日:2019年11月14日 更新日:

甘えじゃない理由の説明

「退職代行は甘えなのか?」という疑問について書いた記事です。

 

アナタは退職代行の利用についてどう思いますか?

私は「退職代行なんて甘えだ」という意見を聞いたとき、「いじめられてた小学校1年生」当時を思い出しました。

 

確かに日本人の仕事感だと「自分で仕事を辞めるって言えない = 甘え」なんでしょう。

しかし、「いじめられっこ」だった私からすると、甘えと分かっていても他人に頼らなければ苦痛から逃れられないことだってあります。

 

そこで今回は「いじめ被害者と退職代行利用者の共通点」、「どんな人が利用するのか?」という疑問に答えます。

【この記事の結論】

退職代行を甘えという人間は、退職代行利用者がどれだけ辞められずに苦しんでいるか理解していないから、簡単に「甘え」と言うのです。

 

「いじめ被害者」も「会社を辞められずに悩む人」も、苦しみが続くと自ら命を絶つ選択肢しか残されていません。

 

だから私は、命を絶つ前に堂々と退職代行を使って会社を辞めろといいます。

【働きたくない・働けない】退職を考えているアナタに教える「傷病手当金の申請代行」

【退職代行を使うと迷惑?】残された社員の気持ちと4つの疑問

 

結論がわかったところで「いじめ被害者」と「退職代行利用者の共通点」から紹介します。

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いじめ被害者と退職代行利用者の共通点

いじめと代行利用者の共通点

いじめ被害者と退職代行利用者は共通点があります。

いじめられる苦しさ

いじめられる苦しさの説明

いじめと退職代行の共通点は、他人に頼れず一人では対応できない点です。

具体的に見ていきましょう。

【いじめられる苦しさ】

いじめに対して「いじめられる方が悪い」というヤツは、いじめ被害者の苦しみをわかっていない。

いじめを受け続けると恐怖でいっぱいになり、抵抗する気力がなくなり無抵抗になる。

 

なぜなら、もし「先生に助けを求める」などの抵抗をしたら、いじめが更にエスカレートして苦しむだけだから。

だからいじめ被害者は誰にも相談できず、悲惨な結末を迎えるしかない・・・。

 

小学生のころ体が小さく泣き虫だった私は、よくクラスメイトから「からかわれ」て泣いていました。

一度泣くと、「からかう方」は面白がって更に「からかって」きます。

 

それがいつしかいじめになり、私は上履きを隠されたりランドセルを傷付けられました。

本当は先生や親に相談したかったのに、「先生・親に言ったらもっとヒドイことをされる」と思うと怖くて言い出せません。

 

結局2年生になって「いじめられた経験」から強くなった私は、からかわれても泣かなくなり、以降いじめられることはなくなりました。

 

しかし、当時の恐怖心は40代になった今も残っています。

辞められない苦しさ

辞められない人の苦しみ

【辞められない苦しさ】

「退職代行は甘えだ」というヤツは、「いじめ」、「パワハラ」、「モラハラ」などで、辞めたくても辞められず苦しんでいる人がいるとわかっていない。

辞められず苦しい状況が続くと、精神に不調をきたし「辞める」と言いにくい。

 

もし「辞める」と伝えたら、いじめ・パワハラ・報復は更にエスカレートし、いずれ退職希望者は自ら命を絶つ・・・。

 

だから、自ら命を絶つような状況にならないように、『職場という地獄から開放されたい一心』で退職代行を使うのです。

「いじめ」、「パワハラ」、「モラハラ」は日本の全企業で起こっていることです。

もし職場に理解ある上司や先輩、仲間がいたら「いじめ」、「パワハラ」、「モラハラ」から逃れられます。

 

 

しかし、ブラック企業のように会社ぐるみで「いじめ」、「パワハラ」、「モラハラ」が日常化した職場だと逃げ出せません。

最悪は家族や友人、親を残して命を絶つ選択肢しか残されない状況になります。

 

だから私は、かけがえのない命を守るために退職代行を使ってほしいと願います。

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退職代行に頼るタイプ

どんなタイプの人が使うか

退職代行を使う本人は、自分から退職を「言い出せないのは甘えだ」とわかっています。その理由はコチラ。

利用者は誠実で真面目

誠実な人がなぜ使うの?

退職代行の利用者は基本的に誠実で真面目な人が多いです。

 

そして常にこう考えています。

  • 「本当は辞めるって自分で言わなきゃいけない」
  • 「退職代行を使うなんて甘えだし卑怯(ひきょう)だ」

 

つまり、本当は退職代行なんて使いたくないのです。それだけ誠実な人が多いということを分かってください。

 

でも誠実で真面目な人ほど、誰にも悩みを相談せず「がんばらなきゃダメだ」精神的な負担とストレスを抱え込み、自分を追い込んでしまいます。

 

その結果、知らないうちにうつ病や適応障害になって、心療内科に通うケースが後を絶ちません。

私はヤマト運輸で働いていたときにうつ病にかかりました。

【関連記事】>>吐き気がして仕事に行きたくない。ストレスで家族に当たる最低なオレ

SNSの反応

退職代行は甘えに対する反応

「退職代行は甘えか?」に関するツイッターの反応です。

 

「精神がやられて死ぬよりぜんぜんいい」という意見がありました。

 


「甘ったれるな!」という考えの人もいますね。

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なぜ誠実な人ほど退職代行を使うの?

なぜ誠実な人が退職代行を使うのか?

「なんで誠実な人が退職代行なんて使うんだよ!」というアナタに、退職代行を使ってまで仕事を辞めなければならない理由を説明します。

社長と上司にパワハラ・いじめを受けている

いじめとパワハラを受けている

「辞めさせてくれ」と口に出した瞬間に以下に挙げた「パワハラ行為」や「いじめ」に及ぶ(およぶ)社長や上司がいます。

  • 殴る
  • 怒鳴る
  • 仕事を教えない
  • 無理やり雑用を押し付ける
  • 灰皿・書類を投げつける

パワハラ行為をするような上司や社長に、誠意を持って退職の意思を伝えたところで、何も解決しません。

 

また、パワハラ・いじめを受け続けたほとんどの人は精神を病んでいます。

一度でも精神を病むと「退職の意思表示」が難しく、退職代行を使わざるを得ません。

 

退職届を受け取ってくれない

受け取ってくれない理由

退職届を出しても受け取らず、退職を許してくれない会社があります。

特に多いのが「人手不足」が理由の受け取り拒否。

 

  • 「今は人手不足で辞められたら困る」
  • 「会社がどうなってもいいって言うのか!?」

 

と会社都合で退職者に責任を押し付けて相手にされません。

一度でも受け取りを拒否された社員は、「オレはもうこの会社から抜け出せない・・・」と退職する気力を無くし、途方に暮れるしかありません。

 

またパワハラのケースと同じく、辞めたくても辞められないストレスから精神を病み、退職代行に依頼する人も多いです。

「報復してやる」と脅された

報復するといわれた

「お前の尻拭い(しりぬぐい)をした分の金額を損害賠償するぞ!」

と脅されたり本当に損害賠償を起こされるケースがあります。

 

中には、辞めた同僚や先輩が損害賠償を受けたという例もあり、退職を言い出せない人が多いです。

 

損害賠償をチラつかせる会社は、弁護士の退職代行を使って辞めると安心。

 

こちらもパワハラ、退職届の件と同様、脅されるという恐怖感から精神的に不安定になり、退職代行を頼るパターンが圧倒的に多いです。

退職理由を伝えるのがストレス&面倒

理由を話すのがストレス

辞めさせてくれるか分からない会社に対して言い訳を考えるのがストレス。

 

  • なぜ辞めるのか?
  • 次の仕事は?
  • もう少し残ってくれないか?

 

常識が通用しない社長や上司に、上記の伝え方を上手く考えることが面倒くさいという人は、「バカな会社に対してアレコレ考えずに辞めたい」という本音があります。

 

「バカ上司のために時間を割くのがもったいない」、「コストパフォーマンス」を考えたら退職代行に頼んだほうがお得ということです。

 

残業代を請求しての退職は気が引ける

自分だけ請求しにくい

「サービス残業代を請求して辞めたいけど、ウチの会社は残業代を請求できる雰囲気じゃないしな・・・・」

と残業代の請求に気が引ける人は、残業代交渉のために退職代行を使います。

 

「甘え」という人は、退職代行利用者がどれだけ「精神的に追い詰められているのか」を一切理解していません。

 

利用者は精神を病み、ひとりでブラック企業に退職を伝えるだけの「気力」すら残っていない・・・。

つまり、退職代行を使わないと辞められない状況に陥ってるから、退職代行を利用するのです。

退職代行が「甘え」といわれる理由

退職代行が甘えの理由

冒頭で「いじめ」を例に説明しました。

しかし、「退職代行 = 甘え」の理由を知りたいアナタのために、退職代行を使って辞めるのが甘えといわれるのはどうしてなのか?を改めて説明します。

「辞めます」って自分で直接言うのが大人だろ?

自分で言うのが大人だろ

「辞める」って自分で伝えるのは、挨拶と同じくらい社会人として当たり前

そもそも大人ですから『最後のけじめくらいテメーでつけるのが筋』です。

 

  • 上司が怖い
  • 入社して間もない
  • 周りの目が気になって言い出せない

 

これらは「辞める」って言えない理由にはなりません。また入社して間もない新社会人でも同じです。

たとえ新人でも学校を卒業して社会に出たら社会人。学生時代のような甘えは許されません。

 

またベテランの社会人であれば、どんなに伝えにくくても「辞める」と自分で伝えないのは単なる甘えです。

今後も他人を頼る人生を送るのか!

今後も人任せの人生になる

人は苦痛を避ける生き物です。

ですが一度でも苦痛を避けて楽をすると、楽をするのがクセになります。

その結果、2社目、3社目と転職のたびに「辞める」と伝えられず、ずっと同じ事をくり返し続けます。

 

私が他人を頼ると良くないというのは、子供の頃に宿題で苦い経験をしたからです。

いじめから解放された小学2年生の頃、宿題をやるのがイヤで毎日毎日ノートを写させてもらいました。

その結果、テストは0点

 

「宿題は満点なのにテストはなんで0点なんだ?」と先生は疑いました。

本当の事を言えなかった私は、「お前は甘ったれ人間だ!」と先生にビンタされました。

 

一度でも楽をすると、『自分に返ってくる』と分かった瞬間でした。

 

退職を伝える時も宿題エピソードと同じです。

一度でも退職代行を使ったら、辞めるたびにまともな退職ができない「人任せな甘ったれ人間」と言われ続けます。

だから世間は退職代行を使って辞める人は「甘えている」というのです。

【まとめ】命を粗末にするな!

退職代行を堂々と使え

最後に「退職代行は甘え」に関するまとめです。

  • いじめの苦痛と退職代行は共通点あり
  • 利用者は真面目で誠実な人ばかり
  • 誠実が故にストレスを抱え込み精神を壊す
  • パワハラや報復で精神を病んで退職代行を利用しないと辞められない

アナタの命・健康はアナタしか守れません。

退職代行を使う人は、辞めたくても辞められないほど精神的に追い詰められています。

 

精神的に追い詰められた人は、「退職手続き」、「仕事の引継ぎ」ができず、更に精神を病み続けると最悪は命を絶ちます

だから命を絶つ前に、退職代行に全て任せて「楽」になりたいのです。

 

退職代行を使う状況に追い詰めたのは会社であって、退職者は「円満退社したい」と願っています。

しかし、円満退社ができる状況じゃないほど追い詰められているから、退職代行を使って辞める道を選んだという事を忘れないでください。

 

だから「退職代行は甘え」などというくだらない意見に惑わされず、堂々と退職代行を使って辞めてください。

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