これは給料未払いにあった私が一人でストライキした時の事を書いた記事です。
皆さんは、給料日に給料が振り込まれなかったらどうしますか?
「そんなことあるはずないじゃん」と思っていても、給料未払いは現実に起きます。ですから会社の動向を常に把握しておくのが正しい働き方です。
しかし、把握するのは正直言って難しいですよね。
今回は、給料未払いにあった私が一人で仕事をストライキした話を紹介します。
【この記事の結論】
法律の問題から一人でストライキは起こせません。
更に付け加えると、未払いの給料を回収する方法はストライキではありません。労働基準監督署への相談でもありません。
実は最も効果的で将来性のある方法は、会社を辞めて転職することのみです。
「最初は一人でストライキを起こす!」と躍起(やっき)になっていた私ですが、現実は甘く無かったです。
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ストライキした結果
私は31歳の時に会社に対してストライキを起こそうとしましたが、結局うまくいきませんでした。
その理由はコチラです。
結局できなかった
結論から言うとストライキはできなかった・・・。
これは「会社から圧力を与えられた」、「他の社員にとめられた」という理由ではなく法律の問題です。
【関連記事】>>ストライキって何人必要?最低人数と期間中の給料保証について
結局、私の知識不足が原因でストライキにはならなかった。
「ストライキします!」と宣言しても個人の力ではどうにもなりません。
単なる仕事放棄としかみなされず、結局はただの有休紹介に終わりました。
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できない時の対策は?
実質のストライキができなくても、会社に対して意見は主張できます。
仕事なんか無視して休む
「休んだ分の仕事が溜まるし、他の社員に迷惑はかけられない」
確かにそうですが、そんな考えは捨てましょう。
確かに休んだら仕事は溜まる一方です。
でも給料がもらえない仕事を続ける意味はありませんし、「溜まった分は誰かに片付けさせて転職活動の時間に割くべき」と私はアナタに言います。
つまりはこうです。
見切りをつけて辞める
たった一人でストライキするより、会社を辞めたほうが100%得をします。
給料未払いを続ける会社に未来などなく、待っているのは倒産のみ。
現に勤めていたこの会社は倒産しました。
アナタは給料が出ない会社に残って働きたいと思いますか?
給料がもらえないと生活できませんから、普通はそんな会社辞めるべきだと思いますよね?
だったら辞めましょう。
私はすでにやる気がないにもかかわらず、倒産日まで働かされて本当に嫌な思いをしました。
もしアナタが、私と同じように会社に引き留められて辞められずに悩んでいるなら、『第三者』に退職したいと頼めばすぐに辞めさせてくれます。
退職代行は依頼したその日に「アナタが退職したがっているから辞めさせてあげてください」と勤め先の会社に「辞意」を伝えるサービス。
アナタの交渉に応じない会社でも、第三者に言われたら従わざるを得ないので、「何度も辞意を伝えているけど辞めさせてくれない」ときは遠慮せずに申し込んでください。
タイミングを逃して後悔するな!
「いつ潰れるか分からない会社なんて辞めちまえ!」
でも給料が出るなら転職活動をしながら、退職のタイミングを伺うのが一番です。
仕事を辞めて転職活動をすると収入0(ゼロ)で、精神的に焦るので絶対にダメ!
ですからせっかくの優良な求人をみすみす逃して後悔しないように、転職活動は以下を徹底してください。
後悔しない転職には、転職サイトに登録だけしておくのがベスト。
登録後は以下の流れで会社を辞めてください。
- 求人サイトに登録
- 毎日届く求人メールをチェック
- 希望の求人があったら応募
- 不採用なら別の求人をチェック
- 採用決定
- ボロ会社を辞める
以上4点ともう一つ。
転職活動は、家族がいる・いないに関わらず収入が途絶えないようにする。
これだけは絶対に忘れないようにしてください。
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起こした理由
まずは、私が「一人でストライキ」を起こした理由を紹介します。
「給料未払い」が2ヶ月も続いた
ストライキを起こした理由は、2ヶ月間もタダ働きさせられていたから。
私の会社は工事図面を作る「下請け会社」でしたが、ちょうど2008年のリーマンショックが原因で、元請から仕事をもらえなくなりました。
※以下の相関図から分かるように、もともとは元請けと下請けの関係が成り立っていた。
仕事を減らされた原因は不景気ではなく、「下請け」である私の会社の工事部門を潰して、元請の利益を上げたいのが理由と後に判明。
まずは工事部門に仕事が来なくなり、工事現場関係者が次々とリストラされていきますが、なんと「元請け」が再雇用していました!
これは最初から元請が考えていた策略で、私の会社の工事部門の従業員は、まんまと乗せられてしまったというわけ。
残ったのは私が在籍する図面作成部門ですが、こちらは元請に仕事ができる人間が多数いるので、私たちには何の声も掛からず、日に日に仕事が減っていきます。
※元請けと下請けの関係が切り離された状態。
この時点で会社の負債は20億円。
「このままじゃまずいですよ!」と社長に相談したら、「我が社は元請けの図面作成以外の仕事をやるつもりは無い!」と言いながら、出てくるのは元請けの悪口ばかり。
言ってることと間逆のことをやってるのに社長は自覚なし。
挙句の果てに給料が出ない事態に陥って、ストライキを起こしたというわけです。
後日社長に呼び出された
社長と話をしてから3日後に、従業員と話したいと言い出して、職場近くの喫茶店に全員呼び出された私たち。
喫茶店といっても場末(ばすえ)の雰囲気が漂う寂れた喫茶店です。
「会社の話を喫茶店でするなんて普通に考えたらおかしいだろ。誰かに聞かれたらどうするんだ」そう思っていると、社長が遅れてやって来ました。
店でコーヒーを飲みながら、今後の方針と滞っている給料の支払いについて、社長はこう切り出しました。
社長「元請けから仕事をもらえないから給料の支払いができず申し訳ない。今後は我が社で独自の仕事を取ってくるしかない。みんな協力してくれないか?」
「は!?今更ですか?いくらなんでも遅すぎます」従業員は口をそろえて言います。
私もすかさず、
「社長、私は前から課長に独自の仕事を展開しないと、元請けから仕事をもらえなくなったら大変ですよ!って話してきました。でも給料が出せなくなる状態まで何もしなかったのはどういうことですか!?」
社長「分かっている。でもまだ完全に仕事がなくなったわけじゃないから、もう少し頑張ってくれ!頼む!」
給料でないのに何を頑張れというんだ・・・?
はっきり言って給料がもらえないのに働く意味が私は分りませんでした。
だから一人でも抵抗しようとストライキを決意したというわけです。
家族の反応
給料の未払いが続いた時、私の妻がどう思っていたのかを紹介します。
「お願い!転職して」と言われた
1人でストライキを起こした当時、2歳だった子供は「毎日お父さんがお家にいるからうれしい」と喜んでくれました。
しかし妻は、「無収入だと生活できないから、一刻も早く新しい仕事を見つけて欲しい」と私に言います。
当然です。
私はストライキを起こす2年前に新築住宅を購入し、住宅ローンが33年も残っています・・・。
つまり「給料がもらえないと子育てはもちろん、住宅ローンの支払いができなくなる」
家計を管理している妻は、それを分かっているので「今すぐ転職して欲しい」と私は何度も何度も言われました。
行動を先送りする悪いクセ
「私はイヤな事を先送りする悪いクセがあります」
結局、私はストライキと称して転職活動から逃げたかっただけです。
家族と子供にとって一番の選択肢は、転職活動をして一刻も早く新しい仕事に就く事だと、心の中で理解していました。
ストライキなどと称して出社拒否するくらいなら、その時間に仕事を探すべきと心の中で分かっていた。
でも、仕事から解放された「安堵感」と「給料はそのうち貰えるだろう」という根拠のない理由を付けて行動に起こさない私に対して妻は怒りをあらわにしました。
「パパ。今のままだと家を売るしかなくなるよ!子供の事も真剣に考えて新しい仕事探してよ!」
「旦那さん平日休みになったの?ってご近所さんに言われるたびに、言い訳しなきゃならない私の気持ち考えたことある?」と・・・。
それからです。
「オレは何て甘い考えの人間なんだ・・・。家族のために会社を辞めて転職しよう」とやっと決意したのです。
「嫁に言われてから気付くなんて、お前は最低の旦那だ!」と言われても仕方ないことをしました。
倒産したが残務をやらされた
結局、会社は倒産した・・・。
私は5日でストライキをやめて出社しましたが、半年後に会社は倒産。
スト明け出社日の朝に「未払いの給料を払ってもらったら退職しますから早く振り込んでください」と社長に伝えました。
しかし話を聞いてもらえず曖昧な態度を取られつつ働かされ続けます。
そんな状態が続いた半月後、「今日、今までのお給料をすべて振り込みました。遅くなって申し訳ありませんでした」と給料が振り込まれた連絡が入ったのです。
銀行で通帳記入したら確かに給料は入っていました。
「仕事を受注できるめどがついた」と上司は言いましたが、給料が毎月振り込まれるようになってから半年後に会社は倒産・・・。
倒産前から転職活動をしていたので、倒産と同時に別の会社へ転職が決まります。
数年別の会社で勤めてヤマト運輸へ転職しました。
在籍中にすでに転職が決まっていた私は、新しい職場に気持ちを切り替えていて、モチベーションは0(ゼロ)。
だから「すぐに仕事を辞めさせてくれ」とずっと上司・社長に相談し続けました。
ですが「ケジメと思って最後まで勤め上げて欲しい」と理由をつけて、書類の破棄・社用車の返却などの残務整理をやらされるムダな時間を過ごしたと今でも後悔しています。
あの時は勝手な都合で給料を振り込まず、従業員を振り回した挙句、倒産の残務までやらせた社長に強い憤りを感じました。
【まとめ】ストライキより仕事辞めろ!
最後にまとめです。
【一人でストライキした結果】
- 一人じゃストライキはできない。ストライキするより仕事を辞めよう!
冒頭で書きましたが改めて書きます。
法律上、1人でストライキは起こせません。
未払いの給料をもらう方法は、ストライキではありません。労働基準監督署への相談でもありません。
実は最も効果的で将来性のある方法は、会社を辞めて転職することのみです。
アナタは、給料を出せないくらいボロボロの会社で住宅ローンや子供の将来を不安に思いながら仕事をしたいですか?
そんな会社で働くより安定して給料をもらえる会社に転職ましょう。
転職が成功したらこんなにいいことがあります↓↓↓
- 奥さんを泣かせない
- 家族のために収入を安定さる
- 住宅ローンを早く返済する
- 子供にお金で苦労させない
今は『売り手市場』で転職のチャンス。
家族のために安定した将来を得るには、今から転職活動をしてより好条件の会社に転職するのが、一番確実。
私のようにストライキなんか起こして転職を先延ばしにしてもいいことは無いですから、生活や家族のために転職活動を開始しましょう。
最後にもう一度言いますよ!
辞められないなら退職代行を使って、家族のために今すぐ転職活動を開始してください!
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