普通の会社と比較して遥かに労働時間が長いヤマト運輸。
クロネコヤマトの宅急便といえば聞こえが良いですが、間違いなくブラック企業です。
【関連記事】>>【絶対無理】ヤマト運輸の働き方改革が「失敗」する簡単な理由
今まで勤務時間について殆ど触れられる事が無かった宅急便ドライバーですが、その実態は本当に悲惨なものです。
この記事はそんなヤマトの労働時間に付いて触れています。
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クロネコヤマトの労働時間は基本12時間
ヤマト運輸の労働時間は基本は12時間(勤務日数のの関係上、午前や午後のみの勤務も有り)。
- 早くて21時退社
- 夜間配達や再配達が増えると22時以降
- 繁忙期は退社時間が23時を過ぎる事も多い
これは朝8時~夜21時までの13時間より、1時間の休憩を引いた時間となっていますが、実際はそれ以上になることが多く、忙しい時期はもっと遅くまで配達をする拠点もあります。
労働時間は社内のシステムに紐付けされていて、社員は変更できない仕組みになっている。
荷物量が多いとトラックへの積み込みに時間が掛かり中々出発できないのと、帰社後に伝票整理や退勤処理などの事務作業、更に持ち帰った不在荷物の確保など各種作業が伴うという理由からです。
特に大変なのは朝の積み込みで、これはただ単にトラックの荷台に荷物を置けばいいというものではなく、集配ルートを考えた配置が大事になりますので、新人のうちは非常に時間が掛かります。
積み終わっても、事務所内で伝票チェックや代引き用のお金の引き出しなど、いくら時間があっても足りないくらいです。
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ぶっちゃけドライバーは休憩を取れない
前項で13時間労働のうち、1時間は休憩で差し引かれると書きましたが、実際には休憩をしている暇などありません。
つまり、お昼に働いていても書類上は休憩を取った事にされています。
しかもこの時間は給料が発生しないので、タイムカードの改ざんと同じ。
労働時間(残業時間)を証明する証拠として非常に重要なのが「タイムカード」ですが、残念ながら悪質なブラック企業の中には、タイムカードを改ざん、偽造する会社もないとはいえません。
これは時間指定の配達や個人・会社からの集荷、お客様やサービスセンターからの電話対応など「やることがとにかく多く、ご飯を食べる時間も取れないほど」だからです。
そのため多くの社員は、コンビニの集荷時にパンやおにぎりを買って、車の中で食べながら配達をしているというのが現状。
上司に見つかったら「みっともない事をするな」と怒られる
中には昼休みをとるというドライバーもいますが、配属先が住宅地メインの場合はほぼ不可能。
逆に決まった時間に荷物を配達できる商流地域は休憩が取りやすい。
休憩が取れるか取れないか、配属先によって変わるのがそもそもおかしな話です。
ベテランにならないと休憩を取るのは難しいです。私もきちんと休憩を取れるようになったのは入社後1年位してのことでした。
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現場を知っていながら上司は休憩を取れというだけ
色々なところから目をつけられ、労働時間の改善に躍起になるヤマト運輸。
一番身近な存在のエリア支店長でさえも、現場が回っていない事を知っていながら「休憩取れよ」とヘトヘトになったドライバーに罵声を浴びせるだけ。
そんなに休憩を取らせたいのなら、「お前が配達してこい」と言ってやりたくもなりますが、みんなグッとこらえて無理やり休んでいますが、早く配達したい気持ちでいっぱいです。
そうするとどうなるか・・・。
午後の配達が増えて、帰社時間がますます遅くなるだけで、何も改善されません。
結局は何も変わってないんです。
こんな会社続ける必要は無い!
朝から晩まで荷物を配っても一向に楽にならないドライバー生活から、退職者が続出しているヤマト運輸。
労働改革と称してテコ入れしているように見えますが大きくは変わりません。
ですから、体を壊す前に早く辞めましょう。
- 40歳を過ぎて転職が厳しい
- オレはスキルが無いからヤマト以外に勤まらない
こんな事を思っていてはダメです。とにかく自分から行動するしかありません。
辞めていったドライバーで印象に残っていた人間は、年齢やスキルなんか気にしませんでした。
例を挙げますので参考にしてください。
- 年齢43歳
- 子供はいない
- チワワを2匹飼っている
- ビールより日本酒が好き
- 奥さんとマンションで二人暮らし
- ヤマトは仕事の割りに給料が少ないといっている
- 年齢は40歳
- 子供はいない
- 資格は無し
- 既婚(同い年の奥さん)
- 賃貸アパート住まい
- ヤマト運輸一筋12年
- 他社での社会人経験は無し