ヤマト運輸のトップが労働環境改善のために色々と動き出していますが、指定日配達時間の変更や再配達を見直すのも良いけど、まだ根本的なことが解決されていません。それはどこなのかを記載します。
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物量が多いんだから荷物量を減らしてくれ!!
現在報道されている基本的な変更内容はこのようになります。
- 配達指定を見直し12~14時の配達をなくす
本当はもっとあるんですが、たったこれだけです。
でももっと先にやるべきことがあります。それは・・・
荷物量を減らすことです。これは先の組合条件にも出されましたが、物量に関してまだ大きなことは言われていません。
これから具体的に決めていく、あるいは現在決めている最中なのかもしれませんが、最悪このままうやむやにされてなかったことにされるのではないかと、個人的に思っています。
また12~14時の配達が廃止されますが、そもそも時間帯に指定してくるお客さんは多くないので、廃止されたところで意味がなく、結局負担は変わりません。
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全国翌日発送もやめたらいいんじゃね?
ヤマト運輸の魅力の一つ。それは・・・
翌日に荷物が到着すること(北海道などを除く)
でもこれって意味あるんでしょうか?
企業さんで「何が何でも次の日に荷物を届けてくれ」という人も少ないし、個人のお客様に関しては到着日を指定しない人も多いので、なくしても良いんじゃないかと思います。
※どうせ翌日に配達しても受け取り主は不在ということがほとんどですし。
それよりも、若手ドライバーの確保やベース間に荷物を輸送する関連会社の長距離ドライバー、現場で集荷・配達するヤマト運輸のドライバー事故を減らすため、余裕を持ったスケジュールが必要でしょ。
ヤマト運輸の事故に関してはドライバーの高齢化が原因!?配達中に交通事故が続出するヤマトをご覧ください。
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過剰なサービスはもう無くせよ
結局はこれなんですよね。
ヤマト運輸の社訓に、「運送行為は委託者の意思の延長と知るべし」というのがありますが、
簡単に言うと「お客様の立場に立って最高のサービスを提供しつつ、荷物を運ぶように。」という意味です。
ですが、これは仕事的にも精神的にも余裕があるときに考えられることであって、現在のように朝から晩まで休憩無く働いている状態では考えることもできません。
今まで何でも利益優先でお客様第一を考えてきたヤマト運輸ですが、これからは現場で働く社員のことまでしっかりと考えた企業になってもらいたいです。