最近、ヤマト運輸に限らず運送会社の再配達が問題になってますよね。
実際私の所属するセンターでも不在の荷物は大きな悩みの種になっていますが、会社は一向に改善しようとしません。
というかする気が無いに近いですね。
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再配達に関して客の意識が低いのにも原因がある
クロネコヤマトの宅急便=好きな時間に再配達OK
というお客さんの認識は今も昔も変わらずです。
そのため「18時までに再配達をお願いします。」とか、「お昼過ぎには買い物に出ちゃうからそれまでに持ってきて」等々、
とにかく自分の都合で再配達依頼をしてきます。
中には「他の配達に寄るついでで良いので持ってきてください」という人もいますが、そんな人は稀。
ヤマトは荷物を届けるまでが仕事ですが、お客さんも再配達に掛かる労力などを考えてもらいたいですが、
そもそも宅急便が、「旦那さんは仕事へ出て、奥さんは専業主婦でいつでも在宅している」という昭和の時代に出来上がったシステムを未だに引きずっていることに問題があるんだよな。
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宅配ボックスの設置で不在を解消できるか?
ネットニュースを見ると、宅配業者の不在解消のために駅や道の駅に宅配ボックスを設置するという記事を見ましたが、これは意味が無いと思います。
その理由はこちら
- 人口に対するボックスの数が足りない
- 年寄りなど一部の人間は、外部に荷物を置くことを嫌がる
- 不在の人間は荷物を取りに行かない
若い人と比較して年配の方や高齢者は「個人情報が・・・」とかいう理由で宅配ボックスの利用を拒む人も大勢います。
更に宅配ボックスを屋外に設置するとなれば嫌がるのはなおさらです。
もう一つ不在がちの人は中々荷物を取りに行きません。
時間がないというのもありますが、仕事などで荷物を頼んだことすら忘れることが多く、例え宅配ボックスに保管しても、保管期限内に荷物を取りに来ない可能性が大きいからです。
個人的には宅配というシステム+営業所に取りに来てもらうというシステムを完成させるべきだと思います。
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不在が生み出す2兆円を超える損失
こんな感じで毎日毎日再配達が入るので、全国の宅配業者の損失は2兆円になるそうです。
更にそれらをガソリン量に換算すると、何と月まで行って帰ってこれるくらいの量に!
ヤマト運輸は「環境に優しい物流をつくろう」と銘打ってネコロジーなんて洒落たことを言っていますが、これでは環境に良いわけがありません。
本当に宅配業界全員でこの不在について考えないと、大変なことになるよ。