「何をやっても上達しない・・・」これは新人当時の私の経験談です。
ヤマト運輸の仕事が覚えられなくて苦労している新人さんへ。
アナタは、すべての作業を一度で覚えようとしていませんか?
ヤマト運輸のドライバーは、運転中にやることが多くて一度に覚えるのは絶対無理。
ですから、できるだけ小さな目標を立てて少しずつ仕事を覚えるのがベストです。
しかし、横乗りが終わってコースを任された新人はそんなこと言ってられませんよね。
そこで今回は、過去の私を例に「仕事が覚えられず苦労している」新人ドライバーにヤマト運輸の仕事を覚える方法を紹介します。
【この記事の結論】
ドライバーの仕事はいっぺんに覚えようとせず、できることから身につけてください。
配達先は「自分で荷物を積む」と「休日にコースを廻る」を繰り返せば覚えられます。
入社当時に先輩や上司から「一人前のドライバーになるまで最低でも1年かかる」と教わりました。
「一年もかかるの?そんなに待ってられないよ」というアナタは才能がありません。
厳しいことを言いますが、今すぐドライバーを辞めた方がいいです。
プレッシャーに耐え切れずに辞めたいと考えているなら即日退職してください。
それくらい才能が重要な職場です。
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仕事を覚えられない人の特徴
ドライバーの仕事が覚えられない人は特徴があります。細かいこともありますが、一つ一つが積み重なり、配達が遅くなると覚えてください。
「失敗したくない」という気持ちが強すぎる
「早く一人前にならないと」
そう考えながら仕事をしてると「失敗したらダメ」という意識強すぎるあまり、逆に失敗が多くなる負のループに陥ります。
すると、また失敗が重なって結局何も身につかない・・・。
この悪循環で私は悩んでばかりいました。
常に焦っている
出勤前から焦っている自分に気付く・・・。
常に焦っていた私は同じ失敗を何度も繰り返しました。
- 荷物の事を考えるだけで気持ちが焦る
- 焦るとメール便や荷物の積み残しが多くなる
- センターに戻って時間を取られる
- 配達が遅くなる
落ち着いて仕事をすれば、メール便も荷物の積み残しもなくなるのに、焦ると余計な時間を取られて配達が遅くなります。
8neko(ネコ)を頼りすぎる
「8nekoなんて使ってたらダメ」
8nekoはとにかく反応が遅くて仕事の支障を招く最悪の失敗作です。
8nekoを使って配達する光景を思い浮かべてください。
- 8nekoで荷物チェック
- 荷物を探す
- 荷物を見つける
- 地図を見る
- 目的到着
- 配達完了
これが基本的な流れですが、4番は端末の性能不足で地図が中々表示されません。
1件配達するのに余計な時間がとられるので、8nekoが無くてもお客さんの家を覚えられるくらいにならないとダメです。
↓↓8nekoの開発費について触れた記事です↓↓
【関連記事】>>【絶対無理】ヤマト運輸の働き方改革が成功しない簡単な理由
地図を活用していない
「住所がわからなかったら地図を見ろ!」
新人時代の私は先輩に地図を見て配達しろと教わりました。
「8nekoあるから地図こそいらねーよ」なんて言うアナタはいつまで経っても道は覚えられません。
自分の頭に地図を思い浮かべながら、順番を考えないと絶対上達しないのが配達業務です。
まだ地図を見たことがない or 車に積んでないなら今すぐ用意してください。
コースに目印を作らない
「店や特徴的な建物を目印にする」
配達では目印を作るのも大切ですよ。
例えば、駅までの近道を教えてくださいとアナタが聞かれたらこうやって案内しませんか?。
(駅までの道のりにあるのは、本屋さん・信号・赤い屋根の家だと仮定)
- 突き当りの本屋さんを右に曲がる
- その後に信号を直進する
- 赤い屋根の家を左に曲がると駅です
こうやって相手が分かりやすいように「目印」を相手に伝えながら道順を教えますよね。
ドライバーは、目印を使って自分で自分に道を教えて言い聞かせて配達すれば道を覚えられます。
携行品の扱いがヘタ
「携帯電話とPPはすぐ取り出せる状態になってるか?」
これは入社当時、先輩に指摘されたことです。
運転中の携帯電話の使用は違反なので、ハンズフリーマイクでの通話がベストですが、問題はPPです。
腰に掛けていても、画面が身体に対して『内側を向いているか?』・『外側を向いているか?』の違いでPPを取り出す時間に差が出ると覚えておいてください。
荷物を見て「から」配達順を決めている
「時間がいくらあっても足りねーぞ!」
これは荷台から荷物を探して配達していた私に対する先輩の一言です。
常に荷台から荷物を探して配達してると、
- 荷物を探す時間
- 配達ルートを考える時間
をムダに消費して配達時間が押していき、帰社が遅くなります。
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ヤマト運輸の仕事を覚えるコツ
仕事が覚えられない原因の次は、「仕事を覚えるコツ」の紹介です。以下のひとつずつを目標にしてステップアップしましょう。
「失敗して当然」と言い聞かせる
「新人なんだから失敗は当たり前だ」
「失敗して当然」と自分自身に言い聞かせ続けないと、ヤマト運輸の仕事は覚えられません。
毎日理不尽なクレームをつけてくる客もたくさんいます。
でもそんなことイチイチ気にしてたら、いつまでたっても上達しないですから、失敗して当然という気持ちを常に持ち続けてください。
そうすれば気持ちに余裕が生まれます。
長期的に考える
1年間は半人前。
一般の会社と同じように3か月あれば仕事をマスターできるなんて考えは一切捨ててください。
ヤマト運輸の仕事はそれほど難しくて複雑なんです。
短期間でマスターするという目標を掲げるのは素晴らしい事ですが、短すぎる目標を立てても失敗します。
ですから、1年間くらいの長いスパンで仕事を覚えてください。
乗車前に気持ちを落ち着かせる
「車に乗る前に深呼吸して気持ちを落ち着かせる」
そんな事やってる暇はない!今すぐ出発しないと間に合わないんだ。
間に合わないというアナタの気持ちは充分理解できます。
今すぐ出発してひとつでも多くの荷物を降ろして午後の集荷と、夜間配達を楽にして早く彼利他いのですよね?
でもその前に夜まで時間があるので、気持ちを落ち着かせて仕事でミスをしないように心がけましょう。
そのために深呼吸して気持ちを落ち着かせてから、ハンドルを握ってください。
荷物を積みながら配達順をイメージ
「コースに慣れるまで荷物は自分で積む」
アナタは早朝アシストさんに荷物の積み込みを任せていませんか?
これが大きな間違いです。
確かにアシストさんに荷物を積んでもらえば、朝がゆっくり出勤できて楽でしょう。
でも自分で荷物を積まないと「どんな荷物がどこにあるか?」の把握ができません。
ですから、しばらく自分で荷物を積み込む癖をつけて、トラックの荷台に荷物を積みながら、配達コースと順番をイメージしてください。
休日に配達コースの下見をする
「休日は子供を連れてドライブがてらコースを廻った」
これは私のことです。
毎日荷物を配達する家はすぐに覚えられますが、たまにしか配達しない家はなかなか覚える機会がありません。
ですから私は休日にコースを車で走り、
- 在宅率
- 住所と表札
- 目印になるもの
- トラックを止められる場所
これらをチェックしました。
大切なのは、休日のたびに何度も繰り返しコースを廻ることです。
「休みがつぶれるのはイヤ」というアナタは、配達コースを更に細かく分けて、明日の休みはA地点まで、次の休みはB地点まで・・・。
このようにできるところまでを廻りましょう。
昼間と夜の違いも重要
「昼は走りやすくても、夜になると走りにくい」
昼と夜では配達地域の景色がぜんぜん違いますから、休日の昼間にコースを廻るだけでは不充分です。
なるべく早くコースを覚えたいなら、休日の夜にコースを廻って人通りや在宅率をチェックするのも重要です。
携行品を取りやすいよう持ち変える
「PPはポケットから取り出したら画面を向いているか?」
先ほども説明しましたが、取り出したPPがどっちを向いているかもかなり重要です。
PPを取り出して画面と反対側を向いていたら、ひっくり返しますよね?
でも「ひっくり返す時間がムダ」なんです。
「たかが1秒くらいどうってことないだろ?」って思いますよね?
でもドライバーが一日何回PPの画面を見るか想像してください。
1秒でも1,000回だったら16分ですよ!16分あったら3件くらい配達できませんか?
そう考えると1秒もムダにはできません。
ポシェットから取り出して裏返して使っているアナタは、取りだしたらすぐに画面を見れるように入れ方を工夫してください。
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繁忙期の経験が重要!
ヤマト運輸の仕事を完璧に覚えるには繁忙期の経験が重要になります。
繁忙期を2回経験して新人はレベルアップする
「繁忙期を2回経験しないと覚えられねーぞー」
新人時代の私は先輩に、夏と冬の繁忙期を経験してこそ一人前になると教わりました。
同期の仲間たちも、繁忙期はメチャクチャ大変だったけど「繁忙期」
確かに繁忙期を経験しないとダメだというのは納得できます。
【まとめ】慣れるまで1年。それでもダメなら・・・
最後に「ヤマト運輸の仕事が覚えられない」に関するまとめです。またどうしても覚えられない時の最終手段を紹介して終わります。
【覚えられない人の特徴】
- 焦って失敗したくないという気持ちが強すぎる
- 地図を見ないで8nekoに頼りすぎてる
【仕事を覚えるコツ】
- 仕事を長期的に見て失敗して当然と言い聞かせる
- 乗車前に気持ちを落ち着かせる
- 休日にコースの下見をする
そしてもうひとつ大切なこと!
「繁忙期を2回経験しないと一人前になれない」と自覚するのはもちろん、仕事が覚えられないと感じたら、「オレは未経験だから出来なくて当然」と言い聞かせてください。
過去の私は「出来なきゃいけない」、失敗したら「どうしてオレは出来ないんだ」と悩み続けてました。
しかし、悩み続けても何も解決しないし、悩むばかりでぜんぜん仕事が頭に入ってきません。
だから悩むのをやめて「できなくて当然」と開き直ったら、少しずつやり方がわかってきて仕事を覚えられるようになりました。
アナタも「最初はできなくて当たり前!1年は頑張ろう」という気持ちで仕事に励みましょう。
どうしても覚えられないなら辞めろ
「どうしても覚えられないなら辞めろ」
今回紹介したことを実践しても覚えられないなら辞めるべきです。
「無責任なこというな!?」いやいや無責任で言ってるんじゃないですよ。
冒頭で書いたとおり、ヤマト運輸の仕事は「合う人」、「合わない人」がハッキリした職種です。
アナタは努力しているでしょう。
しかし、その努力を別の会社で発揮するほうが良い結果を生み出すかもしれません。
だからあえて「覚えられずに苦しむなら辞めろ」といいます。
最後にもう一度だけ伝えます。
「ヤマト運輸の仕事が覚えられない原因は、ヤマトの仕事がアナタに向いていないから」。
アナタが悪いわけじゃありませんよ。
いつまでも仕事が覚えられないと嘆くなら、転職サイトに登録して、もっと働きやすい別の仕事を探しましょう。
なお、「辞めたいのに辞められない」なら退職代行を使ってください。
各詳細は以下を参考に。
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