クロネコヤマトのブラック企業性

ヤマト運輸(クロネコヤマト)の社畜話と【100%抜け出せる方法教えます】

投稿日:2019年6月28日 更新日:

某所でドライバー経験がある私は、

  • ドライバーの大変さがわかります。
  • 客が不在時のドライバーの気持ちを知ってます。

トラックを運転している間も、クレームや再配達依頼でドライバーは常に大忙し。

 

客からは「今すぐ荷物をもってこい」、「その時間は不在だから6時までに来てもらわなきゃこまるのよ!」

センターや本社からは「事故は絶対起すなよ!」・「誤配するな!」・「クールを外に置くな」・「急いで安全に配達しろ!」と無理難題を言われた私。

 

毎日汗だくになって走り回りっても30代だったので、まだ体力が続きましたが今はもう無理・・・。

あまりに腹が立って「オレは社畜じゃねーぞ!人間だ!」とトラックを運転しながら叫んだ事さえあります。

しかし、世間のほとんどの人はヤマトのドライバーの事なんて考えてません。

 

つまり、ネットが発達した現代でさえ「クロネコヤマトの社員がどれだけ過酷で、辛いをして仕事をしているのか」、「どれだけドライバーが社畜化してるか」を知らない人の方が多いんです。

 

 

今回は、元ドライバーの私が、ヤマトの社畜だった30代のエピソードを紹介します。

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ヤマトのドライバーの社畜話

社畜エピソードの紹介

ヤマト運輸の社員が社畜と言われる訳を紹介します。

基本給が低く給料が安い

基本給がとにかく安い

「ヤマトで働いていた私の給料は手取りで30万前後

妻と子供合わせて3人が扶養に入っているので、合計8万円の扶養手当が付いてこれです。

 

ということは、扶養を抜かしたら22万円です。もう一度言います。たったの22万円ですよ。

もっと言うと集荷インセンティブが付いて22万円です。私の担当地域は住宅街ながら企業も多く、重い荷物を何十個と集荷しました。

 

もし事故を起こしたら、社内免許の再取得まで横乗り(ドライバーの配達アシスタント)に業務降格させられて、インセンティブすらつきません。

つまり、基本給と残業代しかもらえなくなります。

 

その集荷があっての22万円です(家族手当は除く)

  • 通常は7時に出勤して荷物積み込み
  • 午前中は前日の持ち戻りと指定荷物の配達
  • センターに戻って午後便の積み込み
  • 集荷・配達
  • 夜間配達・再配達依頼をこなす
  • センターに戻って伝票・持ち戻り荷物の保管・整理
  • 伝票チェック、代引き料金の入金処理
  • 帰宅は22時過ぎ、最悪日付をまたぐ

朝から晩まで予定はビッシリ。昼飯を食べる暇も無いほどハードな仕事なのに、手当て含めて30万じゃ割りに合いません。

 

繁忙期は5時に出勤して仕事が終わるのは23時過ぎ・・・。これを30代後半、40代と続けてたらもう過労死寸前までいきます

 

昼飯?食えるわけねーだろ!

食事時間なんてない

「休憩してる暇なんてねーよ!」、「昼飯食ってる時間があったら配達して少しでも荷物減らすわ」

これが現場のリアルな声。

 

うどん屋で昼飯食ってるタクシーや、バス停で休憩してるバスの運転手を見ると本当に羨ましくなる一方、馬車馬のごとく働かされている自分が空しくて仕方ない・・・。

毎日うどん屋の前を通ると「昼休みに飯が食える仕事に就きてー」と考えている自分に気付きます。

 

休めない

休むと出勤を増やされる

「どんな理由であろうと、休んだ分は後日出勤しなければならない

 

交代勤務のシフト制というのも理由ですが、怪我や病気で休んだ分は、後日出勤して補わないといけない意味不明なシステムがあります。

「ギリギリの人数で仕事してんだ。文句を言わずに休んだ分働け!」と脅されているかのようです。

どうしても家庭の都合で急遽仕事を休まないといけない事になっても、ヤマトは許してくれません。

 

私は過去に、忌引きで休まなければらないときがありましたが、休み明けに「昨日と一昨日の2日分の休みをどこか出勤して補ってくれ」といわれてビックリしました。

また後輩が体調不良で休んだ際も「休んだ日数分の出勤をするように」とセンター長に言われて凹んでいたのを思い出します。

 

運転は常に監視されている

監視されるドライバーの運転

  • 絶対バックするな
  • 10m以上バックすると警告音が鳴る
  • 運転中は指差し換呼しろ
  • マニュアル車はノーアクセルで1速発進しろ
  • 左回りの配達ルートを作れ
  • トラックの周りと下を確認してから発車しろ

常にチェックされているドライバーの運転。特にバック回数はうるさく「バックをせずに配達をしろ」とまで言われる始末。

 

交差点で右折車との衝突事故を防ぐ理由で、極力「左折中心」の配送ルートを組めとも言われますが、そんな方法じゃ仕事が回りません。

 

昔、とあるセンターの支店長が「電車みたいに前と後ろに運転席があればいいんだけどな」って言ったんですけど、頭おかしいです。

 

バス停方式の配達

車を停めて足で稼ぐ

「駐車位置にトラックを停め、歩き or 台車で客先の玄関まで配達するバス停方式の採用

なぜこんな事をやらせるのだろうか。

 

「車を動かす回数が減れば事故が減る」というのが会社側の意見ですが、客先とトラックを何往復もして時間ロスするほうが、時間に余裕が無くなり事故が増えるんですけど。

夜は自分の存在を知らせる反射板などがなくとても危険だったので100均で買いました。

そもそも荷物の数を少なくすれば、「余裕を持って仕事ができる」となぜ理解せず、ドライバーの安全を最優先しないのだろうか。

 

因みにこのバス停方式の配達を考えた人間は、「現場の人間じゃない」ので、ドライバーがどれだけ苦労しているかまったく分かってません。

朝礼での社訓唱和

朝礼で言わされる社訓

「朝礼での社訓唱和

これが義務付けられてますが、毎日こんな事をやらせる会社は典型的なブラック企業です。

 

だいたい社訓を唱和したからといっていい仕事なんてできませんし、出発が遅くなって時間のムダ。

しかも春・秋の交通安全運動シーズンになるとスーツを着た人がやってきて「事故は起こすなよ」と脅されて更に朝礼が長くなる悪循環に。

 

こんなことする前に、現場で何が起こってるのかしっかり把握して欲しいです。

業務後の洗車

車を洗えといわれる

「トラックが汚いから帰社後に洗車しろ!

一日中働いて汗でベトベトの夏、フロントガラスが凍りつくほど寒い冬の夜に、デッキブラシ片手にトラックを洗うように命令されるドライバーたち。

 

「やっと仕事が終わった」と思ったら「今度は洗車かよ」という声を何度も聞きました。

 

なぜ洗車する必要があるかって?

理由は簡単。

ヤマトのトラックは佐川急便やJP(日本郵制)より汚くてお客様のイメージが悪いから」です。

しかも、これ社長命令だって。

 

イメージが悪い?未払い残業代と長時間労働で世間からのイメージは悪いよ!

なぜ帰社後のドライバーにやらせるんだ?毎日暇そうにしてる主管支店の連中がやればいいだろ!

 

車の数が足りない?台車用意したら足りるだろ!

スーツ着てる連中は現場に命令するばかりで何もできないんだな!

クレーム対応はドライバー任せのサービスセンター

サービスが無能

「客のクレームをドライバーに丸投げしてくるサービスセンターがクソすぎる

 

配達中に電話がなりました。

サービス「お疲れ様です。○○サービスセンターの××です。この地区を担当しているドライバーさんですか?」

私「そうですが?何かありましたか?」

サービス「お客様より、荷物がセンターに届いているかと問い合わせがありまして、確認してもらえないでしょうか?」

私「今運転中だから無理だよ。っていうか、あんたサービスの人間なんだろ?問い合わせ番号見なかったの?」

サービス「そちらのセンターに届いているという情報までしか確認できません」

私「だったらどこかにあるんじゃないの?」

サービス「センターにあるとお客様にお伝えいただけますか?」

私「あのさ!こっちは配達中なんだよ!あんたサービスセンターの人間だろ?すぐ連絡できるんだからお前が連絡しろよ!」

サービス「分かりました。」

このようにサービスセンターはお客からの要望を一方的にドライバーに伝える機能しかありません。

これじゃ単なる伝言ゲームです。

 

また「○○さんの荷物を今日の19時までに配達してほしいとの要望有り」と要望がきても、肝心の住所や氏名が抜けてることなんてザラ。

こんな中途半端な情報から、大量にある荷物の中から該当品を見つけないといけないので、莫大な時間と手間がかかります。

 

しかし、これもすべて中途半端な情報しかもらえずドライバーの貴重な時間が潰され、配達が遅くなってクレームをもらいます。

当日到着分はぜんぶ配達

荷物は残さず配らないとダメ

「当日到着した荷物は全部配達しろ

中には翌日以降の荷物もありますが、当日配達はヤマト運輸のルールです。

 

逆に言うと「全部配達するまで帰れない」んです。

私が担当していたのは某所の住宅密集地で、共働きの家庭が多く朝行ってもほぼ不在。

 

その分、夜間は不在荷物の配達電話がひっきりなし鳴るので本当に大変です。

電話している最中にキャッチが入って、そのキャッチを取っている最中に再キャッチが入るくらい不在連絡の嵐。

更に夜間配達が40件以上加わり、配達終了が22時を過ぎる日が何日も続きます。

そんな夜間配達で玄関に荷物を持って入ると、お父さんと楽しそうに遊んでいる子供を見る事があります。

 

その度に「本当は早く家に帰って子供と遊んだり、嫁さんと話がしたいけど毎日忙しく働くオレって何やってるんだろう・・・家族のためだって分かってるけど、なんか違うよな」と虚しくなります。

ドライバーのための荷物を減らす努力なんて一切しない会社。それがヤマト運輸です。

腰を痛める集荷

集荷は腰を痛める原因

「30kgの米、50kg以上あるスロットの集荷で腰を痛める

しかも1つや2つではなく、多い時は10個以上。これが原因で腰の負担は増え続けます。

センターに帰って降ろすときもドライバー一人だけ。

更に、全部トラックに運び終わってセンターに戻る途中、

「すみません。あと2つ追加で集荷お願いします」、「今日中に集荷をとの依頼あり」と

とか平気で言ってくるヤツ、サービスに依頼するヤツが多すぎる。

 

こっちは体力すり減らしてクソ重たい荷物運んでるんだぞ!少しは感謝と遠慮の気持ちをもてよ!

 

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無能すぎる本社経営陣

何も考えない経営陣

ヤマト運輸の社員たちが、身を粉にして家族を犠牲にしてまで配達をしなければならないのは、本社がダメだからです。

荷物を抑制しない

物量を調整しない

「パンクする現場を見て見ぬ振りする本社

配達する荷物が多すぎて完全なパンク状態なのに対策しない本社はまさに無能です。

 

現場は365日稼動してるのに、銀座のど真ん中で「銀座で働いてるオレかっこいい(私すごーい)」と思ってるんでしょう。

 

でも勘違いするなよ。

一番凄いのは毎日現場で水も飲めない、ご飯も食べられない状況で配達しているドライバーだ。

お前らがいるから会社が回ってるんじゃない。全国のドライバーがいるから会社が回ってるんだ。

 

何のために給料もらってるかもう少し考えろ。

現場経験が無い本社の社員たち

命令だけで何もしない

現場を経験していない人間が現場を指揮している現実

  • 集荷
  • 再配達
  • 時間帯指定
  • クール宅急便
  • 代引きシステム

これらは本社の人間が「お客のため無理やり」に作り上げたシステムです。

つまり、現場のドライバーには事前連絡無く「来期から新しいシステムが加わります」と説明だけして丸投げ

 

現場でどんな事が行われているか把握しない人間が作っているので「できる」、「できない」があるのにまったく感知せず、一方的に「やれ」と命令されるドライバーたち。

この一方的なところがパンクを生む要因の一つです。

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働き方改革なんかじゃヤマト運輸は変わらない

ヤマトの働き方改革は意味ない

ヤマト運輸は「働き方改革」で従業員が仕事をしやすい環境づくりを目指すと宣言しましたが、現実はまったく逆です。

 

「残業するな」「早く帰れ」といわれる矛盾

言ってる事とやってる事が逆

荷物量は働き方改革前とほとんど変わりません。

にもかかわらず「22時にセンターを閉めて帰らせる」決まりができて事務処理がまともにできない現場のドライバーたち。

言ってる事とやってる事が完全に矛盾している上層部。

21時過ぎの帰社が当たり前な繁忙期に22時に帰れないです。

 

下手したら帰宅するのは気付が変わった午前0時以降。出勤は

朝だって8時出勤厳守になって荷物を積んでる余裕が無いからキツイキツイ。

 

アシストは荷物をどこに積むべきか把握してないから、荷台はゴチャゴチャでドライバーが教育しないと役に立たない。

現場との温度差が酷い

常に感じる温度差

「朝は早く来るな」、「夜は早く帰れ」、「事故は起こすな」、「事故ったらお前自信が大変な思いをするんだぞ」

単なる監視役でしかない上の連中は「きれい事」を並べるのは得意でも、現場を真剣に考える能力はゼロ。

ドライバーが忙しく仕事してる前で、「今日の夜ラーメン食って帰ろうぜ」って電話で話してる上司を見たときは本当に腹が立った。ラーメン食う前に目の前の状況を考えろ!

もうね、上司と部下の温度差があまりにも大きくて、これじゃ「あの人についていこう」という考えにはなりません。

 

ドライバーの意見がほぼ通らない社風なんだから、本社命令を垂れ流さず「できないものはできない」、「成功させるために更に改革が必要です」と部下に代わって反発してくれよ。

社畜から抜け出す方法

ヤマトの社畜から抜け出す方法

宅急便を配り続ける社畜から抜け出す方法とメリット・デメリットを紹介します。

出世する

部下に楽をさせる方法

出世して支店長になれば自分の意見が通りやすくなります。

【メリット】

  • 部下との信頼関係も築きやすいポジションになれる。
  • ドライバー経験者ならではの意見を的確に伝えられられる。

【デメリット】

  • 出世は保証されない。
  • 出世するまでに時間がかかる。
  • 上司と部下のプレッシャーに耐えないとダメ。
  • すべての意見を通すにはプレゼン能力が必要。

気にせず仕事する

何も気にしなければいい

仕事に慣れれば今の環境も苦じゃなくなるでしょうからそのまま続けるのも手です。

【メリット】

  • ほぼルーティンワークなので、仕事の流れを掴めば続けられる。

【デメリット】

  • 年を取ると体はボロボロになる。

ドライバーから足を洗う

辞めたら社畜にならない

社畜から開放されたいならクロネコヤマトを辞める選択肢もありです。

【メリット】

  • 社畜から抜け出せる。
  • 自分の可能性を伸ばせる。

【デメリット】

  • 給料が下がるかもしれない。
  • すぐ辞められないかもしれない。

50代で後悔しても遅い

今全力を尽くせ

30代の今は感じないでしょうけど、

「若いヤツより仕事してるのに、オレの方が給料少ないってどういうことだ!?」

50代になってから気が付いても遅いです

 

出世すれば給料が増える。そして意見を伝えやすくなり現場を帰る事ができるかもしれない。

また、社畜を気にせず仕事を続ければ今のまま働けます。

 

しかし、デメリットに書いたとおりこのまま続けてたらヒザや腰が壊れます

配送業は10代の若い社員から60代のベテランまで幅広い年齢で活躍できるといいますが、年を取ると体力低下からくる配達数の削減で給料が減ります

 

ですから30代の今、社畜を抜け出すべきなんですよ

開放後にできること

ヤマトの社畜から抜け出した未来

クロネコヤマトの社畜から抜け出せたら待っている未来に付いて考えた事はありますか?

まともな生活が待っている

「オレ、社畜辞める」って心に決めたらいい事ばかり。思いつくだけでこんなにあります。

  • 女性との出会いがうまれるかもしれない。
  • もっと遅く出勤できる、もっと早く帰れる。
  • 事故を起こすなと無理難題をいわれなくなる。
  • 配達行ったら遅いとクレームを言われなくなる。
  • 荷物をぶちまけたくなるイライラから開放される。
  • 無能な経営陣が考えた仕事をイヤイヤしなくてすむ。

毎日男だらけの職場で「出会いがない」と悲しんでる人は得に重要な事をいいます。

「クロネコヤマトを辞めたら結婚相手が見つかるかもしれません」

 

普通の職場はヤマトと比べ物にならないほど女性社員がたくさん働いてますから、出会いを求めているアナタも尚更辞めるべきです。

 

もちろん転職するのも今が一番よいタイミングです。

既に退職の意思を伝えているが、上司に「辞められたら困る」と引き止められているアナタは以下を参考にしてください。

「今すぐ抜け出したい」なら退職代行

これで抜け出せる

「ヤマトで出世するつもりはないし、気にせず仕事を続けるのもストレスだ!」

「どんな事をしても、今すぐヤマト運輸から抜け出したい」なら退職代行を使えば絶対に大丈夫。

  • 上司と顔を合わさず辞められる
  • 最短当日(即日)退職できる

この2つをアナタに代わって実行してくれます。

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